新年なので、今年を見通す努力をしてみましょう。
IT系のサイトを見ていると、今年日本のIT業界には「Green IT/グリーンIT」の波が来る予感。
パソコンやサーバ、ネットワーク機器の発熱と言ったら体感でわかるほど高いですからね。消費電力もきっと高いことでしょう。
地球温暖化対策、環境問題への対応は時流に乗ったキーワードだし、Intel/インテルの CPU の省電力化やソフトウェア(OS)の仮想化の技術的流れにも合っているように思えます。
廃棄パソコンのリサイクルも進めて欲しいですね。個人的にはパソコンは捨てたことが無いのですが、仕事だと結構廃棄するんですよね。レアメタルも多く載っているというし、お金になるんじゃないでしょうか。
インターネット業界はデータセンターに大量のサーバを持っているそうなので、電気代も節約したいでしょう。システムインテグレーション(SI)業界でも、ユーザに値段の高いハードウェアを売る売り文句になりそうですし、僕のようにサーバやネットワーク機器のある部屋で働いていて暑いしうるさいですという人もいるだろうし、逆に過去の僕のようにサーバと同じ部屋にいるので冷房が強すぎてつらいですという人もいるでしょう。
そういえば、Google/グーグルでは電気代が問題になっていると聞きます(情報源を失念)。ウェブ進化論によれば、2005年の段階でデータセンターに30万台のサーバがあるそうです。
「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」で、ひろゆき(西村博之)氏は次のように言っています。
確かに、グーグルほどの規模になれば、電気代が経営に与える影響は大きいかもしれない。でも、もっと大規模な「松下電器」や「ソニー」が電気代が高いなどというとは思えません。
グーグルが、電気代が高いと言っている理由は、電気代以外にあまりお金がかからないからでしょう。つまり、ランニングコストで問題になっているのが電気代。ちょっとビックリです(笑)。
松下やソニーに従業員数は Google のサーバ数よりも多くて、社員は1人1台以上の PC を使っているでしょう、とういう意味だと解釈しています。こういう説もありますが、これはアメリカの電力会社は自由化が進んでいて地域ごとに値段が大きく違うのが理由かもしれません。
とにかく、コンピュータが電気を沢山使うのは確かなことでしょう。
話を戻すと、サーバの発熱量や消費電力が減ると、面積辺りに設置できるサーバの台数が増えると聞きます(情報源失念)。つまり、環境問題への対策を進めると、便利になるのですから、これはぜひ進めて欲しいですね。
ただ、問題点として日本にはメインフレーム(汎用機)が沢山あります。これは、あらゆる便利さを切り捨てて、他のコンピュータで実現できない安定性を採用した結果であったり、他には変えられない処理速度や印刷速度を取った結果だったりするようなのです。メインフレームが電力食いであっても、その置換えは難しいでしょうね。あるいはエコがメインフレーム置換えの最後の一押しになるでしょうか。
また、複数のPCサーバ(IAサーバ)機能をメインフレーム1台に載せたらどうなるかも気になります。
- 日本にもグリーンITの波がやってきた - @IT http://www.atmarkit.co.jp/news/analysis/200712/25/greenit.html
- IT Pro グリーンIT http://itpro.nikkeibp.co.jp/green_it/