お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

コロナ禍に発熱した話

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しばらく前のことですが、コロナ禍の現在に発熱しました。

ある土曜日18時30分に37.8度を確認しました。思い返せば当日の昼食を残すなど、前兆はありました。

翌日曜日の午前中になっても37.2度から37.8度の間を上がったり下がったりします。普段ならば「風邪だろう」と対して気にせず寝ている程度の熱ですが、世はコロナ禍・パンデミック。念の為、市のコールセンターへ電話を掛けました。日曜日に診察している近所の医療機関と電話番号を教えてくれました。

該当クリニックのウェブページを読みます。本当に近所だ。電話を掛けてみるも昼休み。改めて掛けると、やはり発熱は予約制との事。夕方の遅い時間を指定されました。

雨の中、多少迷いながら時間にクリニックへ行きます。他の人に移さないためか、衝立に囲まれた中で問診票を書きます。衝立の向こうにも同様に何かを書く人がいました。いざ診察室へ。ビニールの服を着た完全防備の医師が出てきます。「職場はどこですか(県内か)」、「これ(自宅・宿泊療養のしおり)お渡ししますね」などと話します。「自宅・宿泊療養のしおり」を渡されるのは、この先の苦労を可視化したようでなかなか暗い気持ちになります。なお、このしおりには行政の秘密の電話番号らしきものがいくつも掲載してあり、意外と仕組みが整っていることを感じさせます。

「風邪の症状ですね」という事で解決しそうだったのですが、僕の職業を伝えるとリスク高いと判断したらしく、「PCR検査を実施しましょう」と即なりました。「2-3時間で電話があります」「陽性だと市(県だったかも)から電話がかかります)」と言われます。今はそんなにすぐに分かるのですね。解熱剤の処方がありました。

薬局へ行くと、入り口に張り紙。「PCR検査を受けた方はこのチャイムを押してください」。急いで取り付けた感がある玄関にあるような小さなチャイムが外壁についています。必要な措置ではありますが、疎外感を感じるのは確かです。雨の中、軒先でチャイムを押しました。心なしか慌てた様子のスッタフが対応してくれます。調剤中は外で待っていてくれとの事。熱のある中、雨を軒先で凌ぎながら待ちます。支払いも、薬局としてはSuica等非接触電子マネーやクレジットカードには対応していますが、中に入らないで済むよう現金だけとのこと。突き出されたビニール袋に現金をチャリチャリと入れて支払います。これまた疎外感です。

1時間半後、すでに帰宅している所に電話。PCR検査は陰性との事でした。とにかく安心です。隔離された人は本当に大変なんだろうなと思わせる出来事でした。