お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ヨークの市壁/Wall of York

f:id:higedice:20200810211522j:plainf:id:higedice:20200810211512j:plainf:id:higedice:20200810211441j:plainf:id:higedice:20200810211452j:plainf:id:higedice:20200810211502j:plainf:id:higedice:20200810211604j:plain

ヨークの市壁は、失点となるバイキングを避けつつ、条件となる井戸や教会、市場を市壁で囲い込みます。早く完成すればするど高得点につながります。今回は3人でプレイ。

面白いのが、プレイヤー全員が同じ条件で壁建設の効率を競い合うところです。各自が手元に土地を表すゲームボードを持ちますが、それが全員同じ内容なのです。ゲームの中核となる壁を置く行為も同じ条件で実施します。「Take it Easy」(→「テイク・イット・イージー/Take it Easy」)や「メトロックス」(→「メトロックス/Metro X」)を連想させます。

パズル的な面白さがあります。その仕組み上、ソロプレイ感は高くなりますが、「他プレイヤーが完成させそうだから急ごう」といったインタラクションはあります。ゲームが終わるときには、「もっと効率よくできたのに!」と悔しい気持ちになります。つまり、だんだんと上手くなる楽しさがあります。

バイキングを避けつつ少ない手番で壁を作るのは相反することとなります。急ぐと、どうしてもバイキングが市壁の内側に入ってしまうのです。そこにジレンマがあります。面白いところです。

テンデイズゲームズの輸入ボードゲーム。作者はアブストラクトゲームを多く作る人との話。

リンク

Walls of York

Walls of York

  • 発売日: 2019/04/26
  • メディア: Video Game