鳥取の万年筆博士製「イカ墨セピアインク(ダーク)」を使っています。
経緯は「万年筆の保存用インクを考える」に書いたように消えにくい茶色のインクを求めているからです。プラチナ万年筆の顔料ブランセピアは好み的に赤すぎた。青っぽい紙に書くと茶色っぽいのですが、クリーム色・アイボリーの紙に書くと好みでありません。色としては色彩雫の「山栗」が黒に近く緑が入った感じで理想なのですが、染料インクというのが僕を不安にさせます。
そこで色が近い「イカ墨セピアインク(ダーク)」に至ったわけです。
しかし、この「イカ墨セピアインク(ダーク)」は本当に扱いにくい。
まず、すぐに乾きます。何か書きながら1、2分考えていると書けなくなってしまいます。これはちょっと早いですね。
次に、万年筆のキャップを開けて書き始めにインクが出ないことが度々あります。ペン先が乾かないのが売りの万年筆、プラチナ#3776センチュリーの太字(B)でこれです。(太字にしないとインクが詰まりやすいとは聞いていました)
どうしているかと言えば、インクの入ったコンバーターをインクが出る方向に回した後にペンを振っているのです。これで失敗すると紙や机を汚すことになります。
ペン先を下にするように持ち歩くと多少ましになるものの、駄目なときは駄目です。
とは言え、このインクには歴史ある製法や色合いなど他にはない魅力があるのも確かです。こんなに好きなのにどうしてうまくいかないのか、そんな悩ましいインクです。
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- 万年筆博士 http://www.fp-hakase.com/
- イカ墨セピアインク(ダーク書画用) - 万年筆とインク http://fp-hakase.com/products/ink-others/post-6.html
- asahi.com(朝日新聞社):分身のような万年筆求め 鳥取にオーダーメードの店 - 関西 http://www.asahi.com/kansai/kokoro/yomimono/OSK200807180010.html
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