ドミニオン系ゲームがたくさん出てきているわけですが

ドミニオンというカードゲームが1年ちょっと前に発売されました。
発売直後はボードゲーム・ドイツゲームで遊ぶプレイヤーが食いつき、その後他の層にも人気が広がっているようです。想像するに、Magic the Gathering を始めとした TCG に疲れた人や、辞めてしまったけれども、そのエッセンスを味わいたい人が買ったり遊んでいるのだと思います。
そうすると、システムもカードも同じでイラストを萌え系にしただけのゲームや、そこまでいかなくてもほぼルールは同じでカードのゲーム的効果を変えて、やっぱりイラストは萌えなメイドさんにしたりしたのが登場しています。特にアークライトから。
ドイツゲーム的ゲームが好きな立場からすると、システムが同じじゃパクリじゃないのとか、元マジックプレイヤー的な立場からすると、カードの効果・構成要素が同じすぎないか、などと考えるわけです。
しかし、振り返ってみると、D&D（ダンジョンズ＆ドラゴンズ）が登場後に RPG・TRPG という新しい分野ができたり、Magic the Gathering 登場後にトレーディング・カード・ゲームと言う分野のゲームができたわけで。前向きに考えれば、「新しいジャンルをドミニオンが切り開いた」という事になるんでしょうね。（余談ですが、テレビのガンダム特集で、「今やガンダムは一つのジャンル」と言っていたのには、その前向きさに笑った）
取りとめのない文章になってしまいましたが、他人が作ったゲームへのオマージュ的ゲームを作るときは、もっとオリジナリティが欲しいなあ、という一ゲーマーのつぶやきでした。