お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

2009年1月うりぼうの会

当日は、交通事故(http://d.hatena.ne.jp/higedice/20081123/1227413253)の書類書きのために遅れて参加。ちなみに書くべき書類はまだあって、休みの日もなかなか大変です。
遅れて参加したため、話題のドミニオンに参加できず。昨年旋風を巻き起こした、レース・フォー・ザ・ギャラクシー、アグリコラパンデミックドミニオンはどれも未プレイです。ドミニオンとレース・フォー・ザ・ギャラクシーは年末になんとか購入、アグリコラは先ほど日本語版を予約はしたのですが。
今回プレイしたのは、TORRES/トーレスです。前回のティカルがドイツ年間ゲーム大賞ドイツゲーム賞を受賞したのが1999年。その次の年に同じクラマーとキースリングの2人組がデザインしてまたもやドイツ年間ゲーム大賞を受賞したのがトーレスです。同じアクションポイント制を使ったシステムと聞いて期待が膨らみます。

結論から書くと、とても面白いゲームでした。なんとも面白い立体陣取りゲーム。得点を城の高さ×面積で計算します。他人の築いた城に騎士を送り込んで分け前を頂いたりと盛り上がります。
騎士が移動するのに、城の扉から入って(入り口より低い場所ならば)同じ城の扉のどこから出てもいいというのは、展開をダイナミックにして大きく盤面を変えます。アクションカードはとても効果が大きくて、それまでの緻密な計算を覆します。通常のルールの行動では決して出来ない形で城を築いたり、騎士が移動したりするのです。これはダイナミックすぎる印象です。上級ルールを採用して、アクションカードのランダムの幅を小さくした方が面白いかもしれません。
緻密なティカルをよりダイナミックに、より短時間で気軽に遊べる様にしたゲームという印象です。プレイ時間は、4人全員が初プレイで1時間半でした。ティカルが10点ならトーレスは9.5点をつけます。
Ravensburger のドイツ語版は絶版ですが、英語版がプレイスペース広島で発売中のようです。和訳無しならば東京は神保町の書泉ブックマートでも見かけました。


同じ日にうりぼうの会に参加したくにすらさんのブログ