トップ3の発表!
遊んだボードゲームに面白い順番をつけようなんて意味がないと思っていました。しかし、そのときに撮った写真などを順に眺めていると、記憶に残るゲームやまた遊びたくなるゲームなどが確実に存在するわけです。それらを抜き出して記録するのは決して悪いことじゃないと考えるようになりました。
http://d.hatena.ne.jp/higedice/20160102/1451716950
今回は昨年遊んだボードゲーム・カードゲームの中から、印象に残っているものをノミネート作品として選びます。その中からさらに、Aランクを3つ、Bランクを3つ、Cランクを4つ選びます。Aが上位です。Aランクには順位もつけます。
さて、誤解がないようにしていただきたいのは、僕が挙げるゲームが「他の多数のゲームと比較」して「優れている」とか「面白い」ということではなく、僕が遊んだ中で特に面白かったと時間が経っても記憶しているということです。
http://d.hatena.ne.jp/higedice/20160102/1451720536
「面白いボードゲーム2015年トップ10・ノミネート作品」、「面白いボードゲーム2015年トップ10・7-10位」、「面白いボードゲーム2015年トップ10・4-6位」の続きです。
まずは3位から。
バントゥ/Bantu
3位はバントゥ。
昔のゲームの復刻。多人数アブストラクトゲームです。
運の要素がない多人数レースゲームです。バックギャモンを連想させるところがあります。
緻密に進めなければならず、いやらしいマルチゲーム的な駆け引きが出てきます。そこがいい。
ティトゥス・テンタクル/Titus Tentakel
2位です。
《ティトゥス・テンタクル》は Table games in the world による仮訳。日本では流通していないかもしれません。2015年作品。
タコを押すと足が飛び出て駒を突き飛ばす。それが最高。
この作者レオ・コロヴィーニ(Leo Colovini)のゲームは一時立て続けに遊びました。その印象と全く違います。これまでは高度な思考力と記憶力を求めるゲームを作る印象がありました。その変化を楽しんだのも含めて今回上位に。
今回も過去作品《カルタヘナ》を連想させる、パズル的レースが重要です。しかし、その途中には写真でわかるようにタコがいて、一定条件でその足が飛び出すのです。これで駒が飛び出したらスタート地点からやり直し。
このタコを楽しんだ者が勝ちとすら思える思いきりもいいですね。
タルバ/Taluva
1位。
2014年にリメイク版が出たようですが、遊んだのは昔の版。
多人数ゲームですが、[Twitter:@nemmy]さんと2人で何局も遊びました。
3連のヘックスを積んで、そこに自色の駒を置いていく立体陣取りゲーム。複数の勝利条件があります。どれかを満たせばゲーム終了。
一回遊んでみると「塔を2つ置く勝利条件を満たすのが一番簡単なのではないか」と二人で意見が一致。それを防ぐ手を打ち始めると急に高度で戦略的なゲームになりました。繰り返すとさらに反省点があって、また異なる展開となります。
そのように遊べば遊ぶほど面白みが出てくる点、また遊びたくなる点がとてもいいですね。
プレイ感もドイツゲーム的な単純さ(単調ではない)を基調としつつ、緻密なアブストラクトゲーム的な味もあり好みです。
プレイ時間も2時間で3ゲーム遊んだ記憶があるので最適。