お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ゲームセンターで雑感2014NESiCA編

「よしてくれ。俺はもう引退したんだ。」
最近とても久しぶりにゲームセンターに行ってみたのです。
私、昔はアーケードゲーマー、つまりゲームセンターのゲームをして好むゲーム愛好家だったんです。特に対戦格闘ゲームが。多分今の友人達にはなかなか信じてもらえませんが。いわゆる「吉野家コピペ」みたいに、やるかやられるかの殺伐とした世界にいたのです。
引退した人でも楽しめる、昔のゲームを復刻した「ハイパーストリートファイターII」というゲームが10年程前に登場しました。最近、NESiCAという聞きなれないシステムでそのハイパーストリートファイターIIが再登場したと聞きました。そのNESiCAのサイトが、何かの知識を前提としているらしく、よくわかりませんでしたが、なんとかゲームセンターのゲームらしい事はわかりました。それで、ちょっとゲームセンターを覗いてみたわけです。

店に入って一番いいところにあるUFOキャッチャーの森を抜け、階段を登ります。薄暗い店内。2階の一等地は音ゲーにあふれていました。アニメ絵の半裸の女の子がCDを回すポスターが張ってあります。
さらに奥に進みます。
すると、通路横でゲームをしていた青年が、ボタンから手を離し画面に手を伸ばしました。何をしているんだと思った次の瞬間、画面のあちこちに次々と触り始めました。タッチパネル! そう、アーケードゲームにもタッチパネルが採用されていたのです。考えてみればスマホなど家庭向けの機器にタッチパネルが普及したのは既に何年も前のこと。スマホゲームはビデオゲームの主流と聞きます。当然の事ではありますが、浦島太郎の気分でした。
さて、さらに店内奥へと進みます。
すると、ありました。ハイパーストリートファイターII。しかし、見ていると他のゲームのデモ画面にも切り替わります。なんという事、これはかつてのMVS(NEOGEO)のように複数のゲームが入っていて、目的のゲームに切り替えて遊ぶのです。
筐体のボタンと画面の間にはSuicaのように非接触型カードを置く場所があります。これはあれだな、バーチャファイター3をやっていた人達がやっていた、勝率等の戦歴を記録するための個人認証カードなのだな。そこまでは想像がつきました。
しかし、どうやってそのカードを手に入れたらいいのか。
ゲームセンター中を歩き回り、両替機横にカードの販売機を見つけました。問題は値段とカードの見た目以外の情報がないこと。昔からゲームセンターは、置いている商品であるゲームの説明書きが極端に少ない世界でしたが、今もあまり変わらないようです。
とにかく、300円出してNESiCAと書いたカードを買います。得体名の知れないものにお金を出すこの不安感といったら!
さて、目的のゲーム前へと戻ります。すると、他のゲームのデモ画面に切り替わっている。そして、どうしたらこれを切り替えることができるのかがわからない! 筐体の前に立ちすくみます。でも、暫く待つと画面に操作の案内が出てきました。
ハイパーストリートファイターIIへ切り替えます。すると、「ゲームが起動するまでコインを入れないでください」「ゲームをダウンロードしています」「初期化中」と次々と画面に文字が出てきます。これはパソコン文化の悪いところを取り入れたとしか思えない。特にコインを入れるタイミングの難しさは致命的問題に思えます。
なんとかゲームを切り替え、20年来の馴染みのキャラクターが画面に出てきました。スマホゲームが数百円の時代ですが、100円を入れます。NESiCAカードを光るカード台に起き、スタート。
おお、0勝0敗のこのカードを使用するかが画面で聞かれる! 長かった! ですが、誰も乱入対戦してくる事なくゲームを終えるのでした。
それにしても、ザンギエフのエンディングでゴルバチョフが「これでペレストロイカへの理解も深まるだろう」と言うのには時代の流れを感じます。余談ですが、私は中学1年生のとき、地理の授業でソ連コルホーズやソルホーズについて教わりましたが、学年末にはソ連が崩壊していてテスト範囲ではなくなるという事件がありました。1978年生まれです。
その後、中学生当時からの最近は家が遠くなってしまった友人と対戦したいと思いましたが、このゲームは顔を合わせないとできない模様。ゲームセンターか、プレイステーション2で対戦するしかないようです。餓狼伝説Special餓狼伝説龍虎の拳、リーグボーリングは Xbox 360 があればネット対戦できるようなのですが。
ネット対戦したければ、ウルトラストリートファイター4ストリートファイター4シリーズ3作目らしい)を買えという事なのかな。これもNESiCA対応で、何回かやってみました。セスっていうのはラスボスなんですかね。とりあえずそこまで行きました。ワールドヒーローズ1のラスボスかキン肉マンに出てくるベンキマンに見えて仕方ありませんでしたが。昔のゲーマーに優しいまま現代的にした印象。簡単に立ちスクリューや地獄突きスクリューが出せて愉快でした。

ハイパーストリートファイターII アニバーサリーエディション

ハイパーストリートファイターII アニバーサリーエディション

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: カプコン
  • 発売日: 2003/12/18
  • メディア: Video Game
ULTRA STREET FIGHTER IV 新生の書 (ARCADIA EXTRA)

ULTRA STREET FIGHTER IV 新生の書 (ARCADIA EXTRA)