お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

花火 & 生け花/Hanabi & Ikebana

アッパーハンド/UPPER HAND」に続いて、食後にカードゲーム。

「花火 & 生け花/Hanabi & Ikebana」。昨年末のエッセン・シュピール以来人気の、「世界の七不思議」のデザイナーによる同人ゲームです。
※今朝のピグフォンのkaiさん情報によると、製品化される模様。

Hanabi & Ikebanaがカクテルゲームズから出るよ。写真を見ると良い仕上がり。ほしい! http://www.jedisjeux.net/hanab?mode=photos

またしてもフランス製のゲームです。最近感心させられたり、面白いと思うゲームはフランス人デザイナーによるものばかりですね。
このゲーム、「花火」と「生け花」という二つのゲームができるそうなのですが、今回は花火で遊びました。

パンデミックのような、いわゆる協力ゲームで、手札の各色の花火を無事に決められた順で打ち上げるのを目的とします。これがすごいのが、いわゆる「奉行」が出てしまう問題にシステムで対応しる所でしょう。プレイヤー間の会話は禁止の上、自分自身の手札は相手に表側が見えるように持ち、自分では見てはいけません。しかし、手札を選んでプレイするのは、その持ち主なのです。そこで、決められた二種類の事だけ教えることができるようになっています。しかし、これにはチップを全プレイヤー共有のところから支払わないといけません。
一言ひとことが、密度の濃いコミュニケーションになっていて、うまくいったときの喜びも大きく感じます。また、状況・展開によって、同じ言葉が全く違うメッセージとして伝わるのが面白い!
最近ドイツゲームはネタが切れてきたと言われる事がありますが、まだまだ誰も考えていないシステムがありそうです。

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