お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ボードゲームのパクリの話とか

ドミニオン系ゲームがたくさん出てきているわけですが」で、あまりにもドミニオンに似たゲームは如何なものかと書いたわけですが、その後ディクシットを遊んで、少し考えが深まりました。
たまたま横にあった、ロストシティとカードの大きさが同じだったので、ロストシティのカードでディクシットをやろうと冗談がとんだり、今日 nemmy さん([twitter:@nemmy])が Twitter で、Microsoft Office の微妙なクリップアートでディクシットをやったらどうかと素晴らしいアイデアを出したりということがありました。
そこで、ルールはそのままでイラストが違うカードで構成したゲームはありなのか考えました。そして、それはアリなのではないかと考えました。
なぜかというと、ディクシットはルールにはさほど新規性はないように思えます。ドイツ年間ゲーム大賞もとった、バルバロッサ(カタンと同じクラウス・トイバーによるデザイン)を単純にしたものだと僕は思います。ディクシットが優れているのは、そのカードのイラストで、美しくてかつ、色々な解釈ができる不思議なイラストが、ゲームシステムと噛み合って、面白いものになっているのではないでしょうか。
つまり、オリジナリティが高い部分を新しいものに置き換えるのは、創作性が高く、アリなのではと考えます。
ドミニオン系ゲームでいうと、デッキをゲーム中に組む手順や、アクションとお金、得点の領地カードという構成と、それをうまくマネジメントするゲーム性がオリジナリティが高いと思います。もしかしたら、他にもあったのかもしれませんが、面白い形で組み合わせています。
今回、ドミニオン風のゲームが不快だったのは、そこの部分が同じで、加えられた部分にオリジナリティをあまり感じなかったからなのではないかと考えたのでした。
※そういえば、鈴木銀一郎先生は、違う意見を掲示板に書いていたけれど、今回はこの辺で。

2010年8月5日追記

この辺でした。

ちなみに、ボードゲームとデザインについてのブックマークはこちら。

追記ここまで。