お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

キラー・マシーン

NHKスペシャルで、「危機と闘う・テクノクライシス 第2回『軍事転用の戦慄 ロボット』」(http://www.nhk.or.jp/special/onair/060710.html)を観た。NHK無人ロボット兵器を追っているらしく、昨年頃も特集をしていた。
本国から無人爆撃機を操作する様子は既にバーチャロンのようだし、無人兵器と戦う人はターミネーターのごとき無力感に襲われるのではないだろうか。SF的な世界だ。しかし、既に使用されている技術だ。
新兵器の売り込みの為に、実際に納入済の兵器が(「兵器で」ではなく「兵器が」と書きたくなる)人を実際に殺す映像を展示会で流すのには唖然としてしまった。
昨年の放送を見たときも同じ事を考えたのだけど、自国の兵士が死なないからといって、殺人機械を他国に送り込む事は人道的なのだろうか。
興味深かったのは、敵味方双方が無人兵器を利用した場合に踏み込んでいた事。その場合、民間人に被害がでるとしていた。兵士の死者はゼロでもそれは良くないな。戦場に住む人は自分で選べる訳ではないから。
いろいろ考えさせられる番組だった。