2月26日の、「WBS で SEO 特集 - 人気の経済ニュースでインターネットでの情報流通について扱う(http://d.hatena.ne.jp/higedice/20060226/1140980419)」に追記。
先日書いた番組内容は VTR 部分についてのみ。その前に、スタジオでアナウンサーが電話帳を使った説明をしていた。
職業別電話帳ではあいうえお順で会社が紹介されている。だから、そこで上位に載る為に不自然な名前の会社が出来ることがある。インターネットでの検索結果の並び順はあいうえお順ではない。
そんな説明後に VTR に入った。電話帳風の模型を使った念の入り用だ。
インターネットで検索という感覚が分かりにくい視聴者にこれから特集する内容を伝える工夫だろう。取材結果の放送の前に、これから説明する事が何についてなのか、どれだけ重要なのか、とにかく何度もいろいろな切り口から説明するのである。新しい事を説明したり統計を見せる前に、なじみ深いものに例えたり、実際に人にやらせたり、実例を紹介したりするのが重要そうだ。
WBS が取上げる内容は今回に限らず経済関連のものだが、その分野は多岐に渡っている。つまり、視聴者には未知の分野の事が多い。それを伝える手法の一端を見た気がした。聞き手が知らない事を説明するには本題の前にこれほど繰り返しそれがどんな事なのかを伝える必要があるのだと思った。
