お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アノ1800 ボードゲーム/ANNO 1800

「アノ1800 ボードゲーム」は重厚なゲームデザインを得意とするマーティン・ウォレスによるボードゲームです。PCゲームが原作らしいです。産業革命の頃を舞台にいわゆるテックツリーを構築します。つまり、工場等の生産設備を建てて段々と高度な品を生産してゆきます。

このテックツリーが入り組んだ複雑な作りとなっています。手元の個人ボードに工場等を建設しますが、それが思ったようにはいきません。しかし、そこには独特の仕組みがあります。支払いをすることで他プレイヤーの設備を使用することができるのです。その持ち主には収入があります。その時点で重要であったり希少な生産設備であると、結構な収入となります。

商品説明に「島の発展と共に少しずつできることが増えていき、木材から探検船、艦砲まで様々なモノを作ることができます。ゆくゆくは、大艦隊を率いて遠征や、新たな島の探検をして大儲けすることができるでしょう」とあるとおり、段々と個人ボードが充実してゆき、ボードそのものも拡張してゆくのには満足感があります。

公称プレイ時間120分。独特なシステムの長時間ゲームを楽しみたい方にお勧めです。