お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

映画「さあ帰ろう、ペダルをこいで」を観てバックギャモン by ドロッセルマイヤーズに行ってきた

4月28日に、東京は中野にボードゲームショップを開くドロッセルマイヤーズ主催の「グランドファーザーズバックギャモンパーティ」に、くにすらと行ってきました。

2日前に開業したばかりの渋谷ヒカリエの前を通って会場のレストランに向かいます。正面が高層階までガラス張りの渋谷ヒカリエのビルは、見上げると上の階まで中の人が見えます。しかし、紀元前より伝わる遊戯を楽しむのが目的の我々は、時代の最先端であろうとここに用はありません。ヒカリエから地上を見下ろす米粒大に見える人々を見上げながら、「見ろ、人がゴミのようだ。」と映画のセリフをつぶやき通りすぎます。

さて、今回のイベントは、ドロッセルマイヤーズが開催するバックギャモンの会ですが、ゲームをプレイするだけではありません。ちょうど今日5月12日公開のブルガリア映画さあ帰ろう、ペダルをこいで」との連動企画とのことで、映画の試写会とバックギャモンのプロプレイヤーで世界チャンピオンの望月さんのトークセッションなどがあります。バックギャモン未経験者歓迎のイベントで、スクリーンとPCを使ったルール説明もありました。ドロッセルマイヤーズボードゲームマートの取り扱う品が主に現代のドイツゲームだからか、実際当日お話しした方は、今回が初めてのバックギャモンという方が多かったです。一緒に行ったくにすらも、僕と1ゲームプレイしただけです。そのときはイマイチ魅力を伝えることができず、定石をひたすら覚えるゲームという印象を与えてしまったようです。

さあ帰ろう、ペダルをこいで

映画会社の方も来ての試写会。映画のホンの始めの方だけ観ることができました。
これがバックギャモンが登場する映画という程度の作品ではなく、それを軸に人間模様を描く魅力的かつ硬派なものでした。登場人物の人生の大きな転機となる自動車事故シーンで、バックミラーにぶら下げた飾りのダイス同士がガタガタと音を立ててぶつかり合うさまは、6面ダイスなのに1から6以外の目が出て、普通ではあり得ない悪い運命を運んでくるような、そんな気持ちにさせられます。映画館で観たくなりました。

チャンピオントーク

チャンピオンと渡辺店長のトークはとても面白く、かつ現代の世界でのバックギャモンの遊ばれ方を知る知的好奇心を満たすものでした。
僕が Magic the Gathering のトーナメントプレイヤーだったせいか、2人用ゲームの国際大会のチャンピオンは闘争心むき出しの人だろうと想像していたのですが、実に紳士でした。
僕はこの日はバックギャモンがあまりに久しぶりだったので、「バックギャモン・ブック」というほぼ唯一のバックギャモン日本語解説書を電車で読みながら向かいました。そして、この日のイベントが終わったときに著者名を確認すると望月氏の名前が。本にサインをいただいて帰りました。

プレイ

会場に入ったときに、参加者に10枚ずつポーカーチップが配られました。時間内に好きに席を移動して対戦し、勝つとバックギャモンの点数計算に従い相手からチップを受け取ります。終了時刻に一番沢山チップを持っていた人が今日のチャンピオンです。

僕は勝・負・勝・勝の3勝1敗。ただ、負けたときはダブリングキューブで掛け率2倍となっていたので持ちチップは11枚でした。
負けた相手は、その後ドロセッルマイヤーズの関係者とわかります。もしかして、インターネットではお知り合いだったりするのでしょうか?
次の写真は、4戦目ゲーム終了時のトルコスタイルの木のボードと僕の成長の様子。ここでキューブを出して勝ち! 映画「さあ帰ろう、ペダルをこいで」を観た直後のせいか、木のボードに素手でダイスを投げ込むのが癖になりそうです。

今回のイベントで感じたのは、渡辺範明店長の企画力と実行力。さすがゲームプロデューサー。
実は今回のイベントは、3500円の参加費がかかります。僕はかねがねこのブログで、ゲームショップは儲けて欲しい、そうしないと輸入する会社とお店がなくなって困るからと書いています。今回のイベントが黒字か赤字かはわかりませんが、ゲームショップがゲームを販売する以外の方法で収入を得るスタイルを実行しているところに感心します。(偉そうなのは陸ゲ部モードだから)
いやー、楽しかったです。