お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

国立情報学研究所 市民講座「ICタグとネット社会」に行って来た

東京は神保町にある、国立情報学研究所の市民講座「ICタグとネット社会」に行ってきました。
この市民講座は、最先端の情報学について研究者が一般市民向けにプレゼンテーションをするというものです。昨年、一昨年とよく行っていて、大変面白かったので夏休みに入った今また参加しました。
内容は専門外の僕にも大変面白く、わかりやすいものでした。
日本ではバーコードによる商品管理がうまくいっているので、流通ではさほど普及しないのではないかというのは、大変面白いしてきだと思いました。
また、実際にICタグの読み取りデモもあり、技術を実感できました。本を読むのとは違った得るものがありました。段ボールに、タグをつけた複数の物を入れ、一度に読み取るのは面白かったです。
この市民講座では、参加者が質問を紙に書き、スタッフが回収します。そして、会の最後に司会者が選んだ質問が講演者に投げられます。
僕は今回「あらゆるものにICタグがつくと、それが廃棄されることで、情報を持ったゴミが大量に出ることになるのではないか。それは新たな問題を生むように思える。考えられる問題点と対策を教えて欲しい」といった内容の質問を書きました(聞きながら書いたので、これほどまとまっていない書き方だったと思いますが)。
これは読まれませんでしたが、似た質問は読まれ、非常に興味深い話を聞くことができました。
まず、情報が乗ったゴミが出ても、それが何であるか照合するデータベースと照合できなければ役に立たない。ただ、ブランド品の真贋を見分けるためのICタグは高値で取引される可能性があるので(偽物につけても、「本物」と判定される)、廃棄方法に気を使う必要がある、との答えでした。納得です。
またぜひ行きたいのですが、18時30分からなので、仕事が終わった後に行くのはぎりぎりです。なんとか行きたい物ですが、インターネットで見る事ができる録画映像であきらめようかとも思います。