少々前の事ですが、東京上野は国立科学博物館で開催中の、「インカ・マヤ・アステカ展」に行ってきました。
会場に入ってすぐにあるレリーフのある巨大石碑は、(おそらく)風雨によって摩耗し、1000年の時間を感じさせます。それにしてもマヤ文明の絵というのはパッと見ただけではなんだかわかりません。独創的で、日本とは全く異なる美意識を感じさせます。
展示場の装飾もピラミッドの石組みをイメージさせるものがあり、低年齢層を意識しているのかなと思いました。
アステカの等身大土像は急に写実的なものが現れたので驚きました(http://www.3bunmei.jp/highlight/aztec.html
)。
現在のメキシコシティの場所は、蛇をくわえた鷲が最初にサボテンにとまった場所だと展示にありましたが、一緒に行ったマイミクがくれたメキシコのコインにその絵が刻まれていました。さらに裏には、近くに展示してあったアステカ暦の図が。メキシコでアステカの文明が大切に扱われているのがわかります。
インカ文明には洗練を感じます。インカ帝国が広大な領土を統治する仕組みを持っていたのがわかります。文字がないのに情報伝達を行っていたのには驚かされます。
これらの文明の一番の特徴は石組みのピラミッドにあると思うのですが、さすがにそれは運べないので、映像や写真になっているのは残念でした。インカの展示場にあった大きな模型から雰囲気は伝わってきました。
これに刺激を受け、数年前に購入して読んでいたなかった本「銃・病原菌・鉄」を読み始めました。
- 世界遺産の宝庫 中南米三大文明「インカ・マヤ・アステカ」展(NHK公式サイト) http://www.3bunmei.jp/
- インカ・マヤ・アステカ展(国立科学博物館公式ページ) http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2007/inca_maya_aztec/index.html
- 作者:ジャレド ダイアモンド
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2000/10/02
- メディア: 単行本
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- 発売日: 2000/10/02
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追記(2007年8月4日)
銃・病原菌・鉄のDVDが発売されたようです。かなり見たい。
- 作者:ナショナル ジオグラフィック
- 出版社/メーカー: 日経ナショナル ジオグラフィック社
- 発売日: 2007/06/23
- メディア: 単行本