お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

週刊東洋経済で「報われない85万人のブルー システムエンジニア壊れる」

新聞の広告に気になる見出しがあった。「報われない85万人のブルー システムエンジニア壊れる」。早速読んでみた。

おお、結構密度の高い記事だ。SEの仕事がとてもきつくて自殺者や鬱病患者が多いという内容に始まり、「受注ピラミッドの矛盾 人手不足が崩す ITゼネコンの歪んだ構造」として、業界の多重の下請け体質や偽装請け負いについて取り上げている。前者はたまに見かけるけれど、後者は珍しい。というより初めて見た。SE向けの掲示板などではよく語られる事だけど、大きなメディアでは。意図的に社会の為には必要な犠牲として無視されているのだと思っていたよ。
さらに注目すべきなのは、この雑誌はエンジニア向けではなく経営者向けの雑誌だということだろう。現場では変えられない業界の体質もあるので、どんどんメディアでは取り上げて欲しい。「デスマーチ」という言葉の解説まであるけれど、通常SE以外はこの言葉を聞く機械はないだろうし。SEは本にお金が掛かって書籍代への金銭感覚が麻痺しているので、こういう記事が載れば540円くらいタダみたいな物として買うと思いますよ。
ところで、先週は週刊エコノミストで「ここまで来た“働かされ過ぎ” 過労死大国」特集や、IT系のサイトでも厳しい労働環境の特集が目につく。小泉内閣を振り返る為の特集なのか?

追記

この辺も。