お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ゲームセンターの地層


ときどきゲームセンターに行きます。
そうすると、15-20年くらい前の対戦格闘ゲームを多く並べている店が少なくないんです。レゲーです。ゲームセンターの客層があまり変わらず、そのまま高齢化したのかなと感じます。新宿の有名ゲームセンターでも同様です。こちらは、もしかしたらかつて掴んだコア層が集うのかもしれませんが。
最近はこんな記事もありました。ターゲットをおっさんに定め、がっつりと掴むつもりのようです。

YouTube

話がそれます。最近知ったのは格ゲーの大会や対戦攻略映像をYouTubeにアップしたり、生中継する文化ができていること(これは家庭用ゲームでも)。これを見るのはかなり楽しい。最新現役ゲーム「ストリートファイター4」シリーズでは、ゲームをプレイするよりも観戦するのを中心にする人も少なからずいるようです。将棋か!
登場から20年近く経つ「スーパーストリートファイター2X」も、いまだに対戦をしている人たちがいました。実況で「フェイロンはここ3年くらい(研究が進んで)強くなってきましたね」なんて言っています。クレイジー

地層

さて、僕が世代を感じるのは、チェーン展開するタイトーのゲームセンターです。僕が見たいくつかの店舗では、カジュアルな客向けと同時に、昔から客向けゲームを並べています。
溝の口タイトーステーションでは、まず店に入るとUFOキャッチャーなどのクレーンゲーム機が並びます。高校生から主婦や会社員、おたく風から普通の人まで。カップルも多く見かけます。普通の娯楽場です。
階段を上ると、いわゆる音ゲーが並んでいます。ここはすこし入れ込んでいる大学生男女が中心に見えます。
さらに奥へ進むと、ゲーム画面からもお客からもおたく感が出てきます。おっさんと若者男女がいる区画です。目つきの悪いメイドさんや左右の眼の色が違う少年が出てくる格ゲーを遊ぶ若いサラリーマンが多くいます。スト2で遊ぶ僕の姿を見ることもできるでしょう。
さらに奥へと足を進めると、喫煙可能な区画へとたどり着きます。女性客はほぼいなくなります。ガンダムのゲームを若者が遊び、他の格ゲーは若いサラリーマンとおっさんが遊んでいます。NESiCA(→「ゲームセンターで雑感2014NESiCA編」参照)のエレベーターアクションに向かい合う老人がいます。
「鉄拳」シリーズ最新作は、「鉄拳7」だそうです。プレイヤー層は以前のままなのでしょうか。ボードゲーム界では、ウォーゲーマー老眼問題が始まっていると聞きます。アーケードゲーム界の売り上げの内、対戦格闘ゲームによるものはフェードアウトするのでしょうか。そもそもアーケードゲームビジネス全体が縮小均衡の経営方針で行われてはいないのでしょうか。
今後のゲームセンターから目が離せません。

石井ぜんじを右に! ~元ゲーメスト編集長コラム集~

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