「【翻訳】道徳性相対主義と斎藤の資格停止 by AJ Sacher」を読みました。
賞金が出る大会・トーナメントが開催されるゲームをプレイするのと、週末に誰でも参加できるゲーム会や友人と集まってボードゲーム・ドイツゲームを遊ぶのでは、ルールに対する考え方が根本的に違うなと、改めて考えた次第。
僕は(ブログのプロフィールにいつか書こうと思いつつ書いていないのですが)、次のようなゲーム経歴(と言うのか?)を持っています。
- テレビゲーム・ビデオゲームにハマる(主に格ゲー、RPG)
- TRPG が加わる
- Magic the Gathering (トレーディング・カード・ゲーム)に大いにハマる
- 就職と同時に、どれもほとんどできなくなる
- 4年程経過
- ドイツゲームにハマる
Magic the Gathering は、最初は RPG 仲間とだけ遊んでいたものの、次第にトーナメントに参加して、真剣に勝敗を競うのが面白くてたまらなくなりました。
もちろん、トーナメントへの向けた調整のために、同様の価値観を持つ友人達と、集まって練習します。
初期の遊び方が、相手がミスプレイをした時に、「はっはっはっ、ばかめー。」と逆転のチャンスにするのに対し、トーナメントへの調整では、「お前、今の手は選択肢としてあり得ない。練習にならないから打ち直せ。」となります。はたからは喧嘩をしているように見えるかもしれませんが、そうして強くなり、トーナメントでより上位に入賞するのが楽しいのです。
さて、就職すると、それも続けることができず、ゲーム全般から離れることになりました。
しかし、4年程たち、時間ができたのと、Magic the Gathering でトーナメントに出て、真剣に勝ち負けを競っていた楽しさを味わいたい気持ちから、ボードゲームをやってみようと思いました。以前から、ゲーム仲間とは、時々ボードゲームを遊んではいたのです。何せ、 RPG やトレーディング・カードゲームと同じ店で売っていましたから。
そして、mixi で、初心者歓迎の、「水曜日の会」を見つけ、参加しました。そこで、ボードゲームに予想していたのとは違う楽しみを見つけたのです。
それは、短時間ゲームのシンプルで洗練されたゲーム性であったり、一見子供の遊びのような事を競技性のあるゲームに仕上げたものであったり、木のコマを手で握る質感であったりです。そして、究極的には一回一回のゲームを楽しむ姿勢であったりです。
これらは、真剣に勝ち負けを競う事とは矛盾しません。ただ、このボードゲームを楽しむ姿勢では、不正をして勝利しても得るものがないのです。つまり、「【翻訳】道徳性相対主義と斎藤の資格停止 by AJ Sacher」のような不正に関する問題は、通常起きません。
少し懐かしい気持ちと、陸ゲ部(ていうの?)的な観点からの一筆でした。
リンク
- 【翻訳】道徳性相対主義と斎藤の資格停止 by AJ Sacher http://81908.diarynote.jp/201012221640213896/
- Board Game Case Studies - Brettspiel (ボードゲーム)グループ http://brettspiel.g.hatena.ne.jp/nemmy/
- ルールに「禁止」と書かれていない行為について - Board Game Case Studies - Brettspiel (ボードゲーム)グループ http://brettspiel.g.hatena.ne.jp/nemmy/20101223/1293081560