お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ゲームストア・バネストのポッドキャストでのエッセン録音で感動

ゲームストア・バネストの中野さんによるポッドキャストがあります。その第4回、エッセンでのさまざまなパブリッシャーへのインタビューの録音に感動してしまいました。

中野さんが、世界中からドイツに集まる人々と英語で話します。しかし、これが英語は習っているものの決して流暢ではない(でも僕よりも上手い)。
それで、僕は別の事を連想しました。最近入れ込んでいる文房具会のビジネスを切り開いた人々についてです。
今日本の文房具界の大きな会社は、ほとんどが約100年前に創業しました。例えば、メーカーのパイロットや、世界から文房具を輸入販売する伊東屋です。
パイロット創業メンバーは、世界に向けて自社の蒔絵万年筆を売り込みました。蒔絵万年筆は同社が作ったものです。今は高級万年筆の定番となっていて、ヨーロッパやアメリカのメーカーも日本の職人さんによる製品を販売しています。
パイロットのエピソードはよく知られていて、創業者が当時の一般的な万年筆よりも丈夫な漆塗りのものや、さらに豪華な装飾の蒔絵万年筆を持って世界に売り歩いたそうです。結果、イギリスの高級ブランド、ダンヒルDunhill)で Dunhill Namiki として販売されました。並木さんが創業したので、並木製作所という社名だったのです。当時は第一次世界大戦後。世界に広がる大英帝国のブランドにNamikiの名前が入るのは異例と聞きます。そして、現在に至るのです。
今回のバネスト中野さんの録音を聞いて、そのナミキを始め100年前に文房具のビジネスを始めた人々も、もしかしたら決して流暢ではない英語を使って、でも海外に果敢に出て行って商売を何もないところから築き上げていったのではないかと想像が広がりました。実際バネストが、他の人が目もつけなかったボードゲームを輸入し販売するのを(結果は)見ているだけに、涙が出そうになってしまいました。
そういう、まだ誰も歩いていない道を切り開く、その様子が伝わってくるポッドキャストです。

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