「吉田自転車」の感想 - 多摩を自転車で走る

吉田戦車という漫画家が書いた、吉田自転車という本を読みました。この本は、漫画ではなくエッセイです。
インターネットでたまたまその存在を知りました。僕にとってなじみある東京の多摩地域を自転車で走り回っている事を書いた本だということで、それを楽しみに買いました。
実際期待通りで、吉田戦車が野川沿いを自転車で走ったり、調布駅のそばで回転寿しを食べたと思ったらそのまま大映撮影所（今は角川か）の前を通ったり、府中に行ったり、深大寺でそばを食ったり、八幡山のヤマダ電機に行ったりと、僕のツボをつきまくりです。
シニカルなのに楽しさが伝わってくる文章や、臨場感が伝わってくる感じもいいです。
表紙で自転車にまたがっているのが、キノコに細い手足が生えた生き物（？）で意味不明な面白さがあります。
また、文章から出来事や評価以外の気持ちや考えが伝わって来て、ブログもこうあった方が面白いかなと考えてしまいます。Magic the Gathering つながりの、id:yamasin1999 さんのブログに似たものを感じます。
僕も自転車でちょっとだけ遠出したくなりました。