東京銀座のソニービルは今年で40周年らしい。その記念イベント第1段として「レオナルド・ダ・ヴィンチ ヴァーチャル・アトランティコ手稿展」という展覧会を開催していた。たまたま用事で銀座に行ったら駅に宣伝があったので行ってみた。(ビルの入り口で40周年の記念品をタダでもらえた。太っ腹だ。)
よくダ・ヴィンチは多才な才能の持ち主だというけれど、その手書きのノート(の複製とPCで見る高解像度の画像)を目で見るとそのすごさが伝わってくる。機械の緻密な設計図と、馬や布の精密なデッサンがすぐ横に置いてあって1人の人によるものだというのは伝わり方が違う。こまごまとしたメモが見えるのも面白い。
手稿はすでにその3分の2が失われているそうでとても残念だ。今回展示された PC で見る作品は CD-ROM として発売されるらしい。欲しくなってしまった。そういえば、以前放送大学でダ・ヴィンチの手書きの書物をビル・ゲイツが個人で所有していて、それを CD-ROM で出したと言っていた。絶版だと言っていたがエンカルタに登録されていないのだろうか。
機械の模型もあるので、機械が好きな人にも面白いかもしれない。入場無料。
余談だが、ソニービルと表参道ヒルズの建物には共通点があると思う。どちらも独立した広いフロアが何層にもなっていてそれぞれ1階分の階段でつながっているのではなく、お店を見ながら回るように坂やちょっとした階段を上っていると下から上まで建物を一周できる作りだ。歩いていて飽きないし、1つの街を巡っているようで楽しい。