「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 その4の続き。今回はこの映画の不満点を。
僕がVフォー・ヴェンデッタを観て不満だったのが、「V(ヴィー)」(ヒューゴ・ウィーヴィング)とヒロインの「イヴィー」(ナタリー・ポートマン)のお互いへの気持ちの変化の過程がよくわからなかったところだ。****(ネタバレ自粛)を切っ掛けにお互いへの理解が深まったのなら理解できるけれど、オープニングのセリフのような気持ちに発展するのはよくわからなかった。
また、Vはかなり早口でまくしたてるように話す。字幕はかなり省略されていると思う。Vのセリフの密度の濃さは魅力だし、語る(というより一方的に話す)内容は映画のテーマに深く踏み込むところだ。字幕である以上は仕方の無い事だとは思うのだけど残念ではある。
この作品は舞台の社会を描いているのであって、Vとイヴィーは主役ではないのかもしれない。
V フォー・ヴェンデッタ (SHOPRO WORLD COMICS)
- 作者:アラン・ムーア,デヴィッド・ロイド
- 出版社/メーカー: 小学館プロダクション
- 発売日: 2006/04/21
- メディア: コミック
- 作者:スティーブ ムーア,デイビッド ロイド,ウォシャウスキー兄弟
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/04
- メディア: 文庫
- 追記(4月28日)
- 回数が多くなったので全ての感想へのリンクページをつくりました。「Vフォー・ヴェンデッタ」の感想 まとめページ