お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

フリーライド/Freie Fahrt

フリーライドはフリーゼによるデザインのボードゲームです。ヨーロッパを舞台とした鉄道ゲームになっています。

チケット・トゥ・ライド風に(いわゆる)線路・路線を引いて開始地点と目的地とを接続します。そして、自身の鉄道車両を開始地点から目的地へと移動させます。それで得点です。次々と開始地点と目的地が登場しますのでそれを確保して点数を得てゆきます。他プレイヤー敷設の路線もお金を払えば通過できます。さらに、以後は公営化されて誰でも無料で通過できます。

今回5人でプレイ。

一見チケット・トゥ・ライド風。プレイ感はかなり重厚。3時間かかりました。プレイ時間から連想するほどのルール量はありません。

他プレイヤー所有の線路を通過する際に支払うお金がかなりの高額です。そこで自分自身で線路を引いていると手元の線路コマが足りなくなります。補充には手番が必要です。この線路敷設の早さとストック確保のジレンマがあります。また、作りかけの線路を他のプレイヤーが進みたさそうな箇所に置いて他プレイヤーへのプレッシャーとしたり、残りの距離敷設のコストを払わせるように仕向ける戦略もあります。

※余談ですが、線路に置いて所有者を表すコマが香川県名物の「かまど」に見えると評判に。

我慢比べの要素が強いゲームと思います。いわゆる洗面器ゲームです。ギリギリまでの我慢をした方が有利です。効率よく回ることができる開始地点と目的地が登場するのを待つのです。

独特なのが、ゲームが終盤になったらいつでも各プレイヤーはゲームから抜けることができるルールです。しかも、抜けた後に手番が回ってくると何もできませんが1金の収入(3勝利点で結構高額)が入ってきます。これは面白い。

ヨーロッパ中を鉄道で移動するかのような感覚も面白いですね。

フリーゼによるチケライ、重厚で面白いものでした。拡張マップの登場に期待です。

リンク

Free Ride

Free Ride

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