古代ローマを舞台に、職人がプラエトルを目指します。各プレイヤーは職人です。今回4人でプレイ。
いわゆる「勝利点」の呼び名が「好意点」というところに設定へのこだわりを感じます。ただし、古代ローマ好き(塩野七生の「ローマ人の物語」好き)からは、「職人からプラエトル(法務官)とは目標が高い」とか「困難な目標」とか「無理」との指摘も。
基本のシステムは、ワーカープレイスメントです。ワーカーはだんだんと熟練してゆきますが、ある程度を超えると引退します。現役でも引退でも給料や年金払わなければいけません。それでいて定期収入の仕組みがないのは厳しいところ。
しかし、今回は2時間半ほどプレイしたところで協議終了。
展開が停滞する中だるみが長く、そこから30分や40分ではとても終わらなさそうと皆の見解が一致したからです。
面白いアイデアが詰まっていて、それぞれは素晴らしいように見えるのですが、ディベロップというのでしょうか、アイデア後の調整が足りない印象です。そういう風に見始めると、個々の効果も極端で、「チューニングは?」などと思い始めてしまうのでした。
良い点も悪いと思える点も色々と感想を言いながら遊ぶのは楽しい体験でした。大型ボードゲームを作るのって本当に難しくて手間がかかるのだと実感しました。
リンク
- Praetor | Board Game | BoardGameGeek https://www.boardgamegeek.com/boardgame/137776/praetor
- 『プラエトル』日本語版、6月発売 - Table Games in the World - 世界のボードゲーム情報サイト https://www.tgiw.info/2014/05/praetorJ.html