お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

パラディシオ/Paradisio

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パラディシオは2人専用アブストラクトゲームです。

計16枚のタイル8枚ずつ配ります。各タイルには海と陸地の絵があります。これを各プレイヤーが交互に1枚ずつ場に置きます。この際、絵がつながるように置かなくてなりません。手番が来て(絵がつながるようには)タイルを置くことができなかったら、その人の負けです。

盤面には見えない外枠があります。タイルを4x4の広さの中に配置する必要があります。しかし、その場所は最初決まっておらず、一辺が4枚になるよう並んだ時点でそれが確定します。

最初の手札の分配以外は運の要素はありません。それでも、元になったSedici(セディチ?)というゲームでは完全に平等となるように配るルールだったという話で、このパラディシオでもそのようにプレイする事は可能です。

まず、分厚い木の質感がたまりません。そして、それでだんだんとできてくるのは楽園のような南国の景色。満足感があります。

ゲームはタイルの構成をきちんと把握・暗記して、手を先の先まで読む必要があります。が、なかなかそれは記憶力や思考力的に難しい。でも、それができればできるほど勝利に近いのは確かです。この記憶力と思考力の限界に挑戦するのがこのゲームの面白いところです。つまり、難しくてその能力の高さを競技的に競う事ができるのです。

外枠が決まっていないところも柔軟な思考を求められて難しいところであると同時に、軟派なアブストラクトゲームプレイヤーには変化があって面白いところ。

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