お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ/Across the United States

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アクロス・ザ・ユナイテッドステイツは、OKAZU brand による最新同人ボードゲームです。同人といっても同サークルの林尚志さんによるボードゲーム・カードゲームは複数の海外出版社よりいくつも製品化されており、いつも高完成度です。僕はイラストも好きで、毎回見た目のデザインにも注目しています。

今回は鉄道が大好きとの噂の林デザイナーによる鉄道ゲームで、特に注目していました。

鉄道ゲームと時間がかかり、思考力を問われるというイメージがありますが、アクロス・ザ・ユナイテッドステイツは、そこまでのルール分量ではありませんでした。実際付属のはがき大サマリーに重要なことは集約されています。でも、思考力は問われ、プレイ感は重厚でした。

今回は3人でプレイ。インスト40分、プレイ65分でした。好みのプレイ時間です。

各プレイヤーは資本家です。線路を敷設しては鉄道会社の株を買います。ゲーム終了時に手に入れたものや敷設した鉄道を得点に換算し、勝利点が多い人の勝ちです。プレイヤー達は鉄道会社の経営者ではありません。ですので、複数の会社の株を買いますし、複数の会社の線路を敷きます。

毎手番、線路を1区画分敷設します。そうすると両側の駅(都市)にある効果が発生します。この効果はチットに印刷されていて、毎回異なる配置をします。プレイするたびに展開が変わると思われます。骨格となるルールはそれだけです。シンプル!

広いマップですが、序盤は繋げると得点となる駅のカード等が各プレイヤーに配られてプレイの指針となります。

要素は多く、なかなか忙しい展開でもあります。ルールは単純ですが、得点の源となる資源の種類等は多いのです。でも、メインは株券だと思います。アクワイア的総株件数と所持株件数(公開情報)との比較で誰が優位かなど計算をします。

ラウンド数(回ってくる手番の回数)とお金が少なくて、思ったことができず苦しいプレイ感です。でもそのギリギリさ加減が楽しい。

プレイアビリティが高いボードをはじめとしたコンポーネント、システムのオリジナリティ、問われる思考力、ヴィジュアル、総合的な完成度、何よりプレイしていて楽しいところなど、高完成度のボードゲームだと思います。

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アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ

アクロス・ザ・ユナイテッドステイツ

  • 発売日: 2019/06/15
  • メディア: おもちゃ&ホビー