お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

王と枢機卿/Kardinal und Konig



ミヒャエル・シャハト(シャフト)の代表作という人もいるボードゲーム。あるいは3人でプレイするには最も面白いゲームという人も。緻密に作られたエリアマジョリティ・陣取りとハンドマネジメントのゲームです。
今回は4人でプレイ。
手札は3枚。選択肢の少ない中から1-2枚プレイしてコマを盤面に置きます。国の区切りの中でエリアマジョリティを目指し、国境を無視した街道では連続並びを目指し、隣に接した2国での影響力も意識します。
得点システムも秀逸で、修道院の国内エリアマジョリティトップはその国内修道院の数だけと大点数が入りますが、2位は1位の修道院の数分の点数。3位は2位のそれ、4位は3位のそれです。つまり、コマや手番をつぎ込みすぎても割りに合わず、2位以下が得をするという状況が度々あるのです。その具合を考えて、適度に最小限のリソースを投入して得点獲得を考えます。そういう意味では、先日の《砂漠を越えて/Durch die Wueste》に似たところがあります。
これらの特典システムが、連携しながらもこちらを立てればあちらが立たずとなっていて、良いジレンマがあります。このバランスが緻密で、頭を使わせるのです。
40分程度1ゲームが終わるのもいいところ。
これから買うなら、熊本のゲームフィールドによる日本語版が拡張も入っていておすすめ。
日本語版発売当時のツイートより。

nemmyさんが持ってきた「王と枢機卿」をドイツ語版とジロジロと見比べる。驚異の品質。

https://twitter.com/higedice/status/455197968845385729

王と枢機卿、日本語版オリジナル3-4人マップを3人でプレイ開始。なんでここの道が繋がっていないんだ!

https://twitter.com/higedice/status/455202145722064897

王と枢機卿日本語版とドイツ語版、箱も結構違う。

https://twitter.com/higedice/status/455215381053857792

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