カードを一枚ふせて持つ。そこには「王」など役割の記述が。《操り人形》を思い出しますね。どうやら同じ作者によるゲームのようです。
この役割カード、特徴的なのが最初に皆が公開した後、自分自身も含めて誰も見ることができないことです。見るには手番などを消費する必要があります。今回は10人でプレイしました。こんなに覚えられるか!
にもかかわらず、手番が回ってくると「私は王です」などと宣言するのです。そして、隣の人から順に発言します。「私は王ではありません」「私も王です」……。ブラフの世界です。それが本人が確信を持っているのかも怪しいという。発言が一周して、「王」と宣言した人が一人だけだったらその役の効果発動です。もちろん、役は王の他にも沢山、ほぼ人数分あります。
しかし、これだけではありません。手番に他プレイヤーとカードの交換もできるのです。しかも、テーブルの下で実際に交換したかわからないように選んで。
もうなんだかわからないようでいて、役割を知る機会や、その他のゲームコントロールの機会はあります。それが面白いところ。
例えば、先ほどの「私も王です」宣言ですが複数の人が宣言すると、その人たちは皆手元のカードを表にします。それで自分自身のカードを知ることができます。自手番の直前に行うと、他の人に交換されずに有効と感じました。
そもそも、知らなくてもブラフで上手く立ち回る方法もあります。
洗練されたゲームだと思いました。
リンク
- 毎日違うわたしに気づいてるかな?『ブルーノ・フェイドゥッティのマスカレイド』 | ホビージャパンゲームブログ http://hobbyjapan.co.jp/game/?p=7886
- マスカレイド多言語版、名古屋のボードゲームショップ、ゲームストア・バネスト です。 http://banesto.shop6.makeshop.jp/shopdetail/012001000220/
- Mascarade | Board Game | BoardGameGeek https://boardgamegeek.com/boardgame/139030/mascarade