お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

マスカレイド/Mascarade


カードを一枚ふせて持つ。そこには「王」など役割の記述が。《操り人形》を思い出しますね。どうやら同じ作者によるゲームのようです。
この役割カード、特徴的なのが最初に皆が公開した後、自分自身も含めて誰も見ることができないことです。見るには手番などを消費する必要があります。今回は10人でプレイしました。こんなに覚えられるか!
にもかかわらず、手番が回ってくると「私は王です」などと宣言するのです。そして、隣の人から順に発言します。「私は王ではありません」「私も王です」……。ブラフの世界です。それが本人が確信を持っているのかも怪しいという。発言が一周して、「王」と宣言した人が一人だけだったらその役の効果発動です。もちろん、役は王の他にも沢山、ほぼ人数分あります。
しかし、これだけではありません。手番に他プレイヤーとカードの交換もできるのです。しかも、テーブルの下で実際に交換したかわからないように選んで。
もうなんだかわからないようでいて、役割を知る機会や、その他のゲームコントロールの機会はあります。それが面白いところ。
例えば、先ほどの「私も王です」宣言ですが複数の人が宣言すると、その人たちは皆手元のカードを表にします。それで自分自身のカードを知ることができます。自手番の直前に行うと、他の人に交換されずに有効と感じました。
そもそも、知らなくてもブラフで上手く立ち回る方法もあります。
洗練されたゲームだと思いました。

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マスカレイド 多言語版 (旧版)

マスカレイド 多言語版 (旧版)

  • 発売日: 2013/10/07
  • メディア: Video Game