お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

リアル店舗の価値についてだらだらと考えた

現代のスーパーマーケットへ行くと、客はカゴを持って商品棚を回り、買いたい品を持ってレジへ行き会計します。
一方江戸時代、店で客は商品棚の前に行く事はなく、「今日は何がご入用で」「それでしたらこんな品がございます」といった具合に、客と店の人が対面で会話しながら販売していたと聞きます。
人件費は高いですから、当然前者の仕組みでは価格が安く、後者は高くなります。
さて、4月8日(月)午後の文化放送(ラジオ)でだったと思いますが、こんなようなことを言っていました。「書店は大抵どこも同じ品物を置いているが、目立つ所へ置く本によって全く別のものを置く店のように感じられ特徴が出てくる。」
これは実際そうだなと思いました。
先日東京のボードゲームショップを何件か回って、それと同じセレクトショップ的な特徴があるなと思いました。しかも、前記の江戸時代のお店のように客の要望を聞いてそれに合った品を提案してくれます。これは現代においてはかなりの贅沢です。
しかし、そもそも輸入ボードゲームで遊ぶのは割と贅沢な活動。商品選びも含めて贅沢な時間を楽しむ事ができるのもいいものです。どちらかというと、最初のスーパーマーケットのように何でも大量の商品からお選びください、というのは相当の品揃えと低価格がないと、インターネット通販大手の安売り店と勝負にならないのではないかと考えました。
その店の人の今最高にプッシュするボードゲームは何なのか。うちは常にこのゲームをお勧めしています。そんな提案がある店が何店もあるのが楽しい趣味環境かなと思いました。

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