タイムリーな国産ゲーム、「はやぶさ君の冒険」。パンデミック型の協力ゲームで、プレイヤー全員で協力して、宇宙探査機はやぶさを小惑星イトカワに送り込み資源を採取、地球に帰還させます。成功すればプレイヤー全員の勝利。失敗するとプレイヤー全員の負けです。
これが、流行に合わせたテーマで発売した、ゲームとしてはたいした事がないものかと思いきや、よくできていて面白い。短時間協力ゲームとしても、はやぶさ君の冒険を体験するような楽しみもあります。
基本は4つあるエンジンをうまく点火・回す事。そこがハゲタカの餌食的なバッティングシステムになっていて、プレイヤー間の連携と(日本的な?)以心伝心が求められます。チームがうまく機能しないと、はやぶさ君は飛ばないのです。
そして、次第にエンジン点火のための手札の供給元の山札に、トラブルカードが入ってきます。逆に有利なカードを組み込む事もできます。この辺りは、ドミニオンであり、パンデミックです。
それらをシンプルな形で組み込んでいるのが面白い。
イラストや、ゲームとは関係ない解説テキストも、作り手の愛情を感じます。
リンク
- はやぶさ君の冒険 http://www.one-draw.jp/hayabusa/top.html
- はやぶさ君の冒険日誌 http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/fun/adv/index.shtml
はやぶさ、そうまでして君は〜生みの親がはじめて明かすプロジェクト秘話
- 作者:川口 淳一郎
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 単行本