お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

2008年夏休み訪問ゲーム会 2回目 その3 「Oh-Wah-Ree/オワリ」

2008年夏休み訪問ゲーム会 2回目 その2「10 Days in Asia/10 デイズ イン アジア 」」の続きです。
「オワリ」多人数で出来るマンカラです。
次の写真のためにコンポーネントを並べたのはストーンRさんです。さすがバランスが美しいですね。

なんと、1976年 AVALON HILL/アバロンヒル製。アバロンヒルというと、ウォーゲーム(シミュレーションゲーム)という印象がありますが、この様なゲームも出していたんですね。しっかりとした日本語マニュアルがついていました。1976年と言えば、僕が生まれる2年前です。自分が生まれるよりも前に発売されたゲームをプレイできるというのは感慨深いものがあります。(全くの余談なのですが、この文章を書いて、平成生まれでありながら中古ファミコンゲームにはまる若者の層もあるのではないかと思いました。)

マニュアルの案内によれば、マンカラは紀元前からエジプトで遊ばれ始め、古代インドの上流階級では、石としてルビーやサファイアを使っていたそうです。ゴージャスですね。割れたらどうするのでしょう。ちなみに庶民は豆を使っていたはずです。(昔ののゴージャスなゲームについては、「「トプカプ宮殿の至宝展」でオスマン帝国のチェスを見た!」にも書きました)
ゲーム自体はまあ、マンカラなのです。
パッケージのイラストは古代エジプトを思わせますし、石を入れる袋も麻(?)で質感ばっちり、ガラスの「石」も形が均質でない、ゲーム盤にも古代エジプト風の平彫りの様な絵が描かれています。いいですね。
ただ、惜しいのは、そのゲーム盤がぺろんぺろんのプラスチックなのです。やはり彫刻付きの木のゲーム盤と比べると、質感・雰囲気の面で見劣りしてしまいます。
マンカラは日本では、神奈川県横浜市青葉区市が尾駅前にある、「木のおもちゃ 森のシンフォニー」で購入することができます。「kalaha/カラハ」と「マンカラ」は同じものを指しているそうです。

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2008年8月11日追記

続きを書きました。
2008年夏休み訪問ゲーム会 2回目 その4 「ZATRE/ツァトレ」