マイコミジャーナルの、「漢のzsh」という記事を読んで zsh をいじり始めました。
究極のシェルだから Z って、ドラゴンボールかよ。
とりあえず、Cygwin にインストールして使っています。UNIX の シェルでは、ファイル名の補完をしてくれるのは当たり前ですが(Windows でも XP からコマンドプロンプトでファイル名の補完はできるようになった)、zsh では、主要コマンドのオプションなども補完してくれるというのに驚きました。これは、操作するのに GUI だとメニューで機能が一覧できるけれど、CUI だとそれができないので、どんな機能があるかあるかがわからないという問題を回避してくれます。また、単純に普段使わない機能では便利です。
キーバインドを vi 風に設定したところ、Ctrl-P や Ctrl-N で過去の入力履歴が表示されなくなってしまいました。ところが、「漢のzsh (4) コマンド履歴の検索〜EmacsとVi、どっちも設定できるぜzsh」の、「履歴検索機能のショートカット設定」をしたらできるようになりました。"bindkey -v" よりも後に "autoload history-search-end ...(略)... bindkey "^N" history-beginning-search-forward-end" の記述を書かないと動きませんでした。
tcshの便利な機能のひとつとして、コマンド履歴の検索機能がある。これはたとえば"ls -"のように入力してからCtrl-Pを押すと、コマンド履歴の中から"ls -"ではじまるコマンドを順次表示するというものだ。
http://journal.mycom.co.jp/column/zsh/004/index.html
そして当然、zshでも同じような機能が用意されている。
これはとにかく便利ですね。
今のところ問題点は、CygTerm でも日本語ファイル名がうまく表示されないことでしょうか。タブキーで補完して(文字化けはしているが)それらしいファイルを指定すればいいですね。この辺はぜひ改善して欲しいところです。
今のところ読んだのは第7回までですが、最後まで読んで、著者の言うところの「変態的」世界を覗いてみようと思います。Mac でも "chsh -s zsh" しよう。
関連ありそうな書籍
From Bash to Z Shell: Conquering the Command Line
- 作者:Oliver Kiddle
- 出版社/メーカー: Apress
- 発売日: 2005/09/08
- メディア: ペーパーバック