お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

大晦日訪問ゲーム会

前日のゲーム会に引き続き、またもやストーンRさん宅にてボードゲームの会。前日は参加しなかった M さんと3人でボードゲームです。

Meridian/メリディアン

最初はメリディアン。各島のポイントをより多く取ったプレイヤーが、その島の点数を得るという、陣取りゲームなのです。ただ、置くことができる地点は、自分専用カードをめくって、手元に公開し、それに書いてあるところにしか置けません。公開しているカードは同時に2枚あり、好きな方を選ぶことができます。
この、置くことができる区画は縦に区切ってあるのに、島は横に長い。でも時々縦に地点が並んでいるのが悩ましいところ。
2ポイントになる都市がやや有利な印象です。
きちんと考えてプレイしたくなる面白いゲームです。
2回プレイして、3/3位、3/3位。

Beppo der Bock/ベッポ

2007年ドイツ年間子供ゲーム大賞受賞作との事。
まずアイデアに脱帽です。パチンコ玉を転がし、発射台の近くにある磁石で玉が振動する力を使って、牛の「ベッポ」をはじき飛ばします。
さらにベッポにコマを弾き飛ばされないようにコマを乗っけるクローバーの板があったりします。だるま落しの原理で、コマが守られます。
同じ地形のマスにプレイヤーが連続して並んでしまうと、後ろのプレイヤーが一気に上がってしまうことがあるので、そうならないように努力したり、それなりに戦略もあります。でも、やはり子供向けのノリゲーでしょうか。でも、ベッポが弾き飛ばされるのがあまりに速いので盛り上がります。
非1位。

ヤギのベッポ/Beppo der Bock : ボードゲーム

ヤギのベッポ/Beppo der Bock : ボードゲーム

  • 発売日: 2018/03/01
  • メディア: おもちゃ&ホビー
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Altamira/アルタミラ

ここで、G さん到着。4人でプレイします。
スペインの、壁画が描かれた洞窟と同じ名前のゲーム。剛毛の生えたコマが印象的です。バッティング系ゲームです。
評価に困ります。なんだかコツがわからないんですね(一緒にプレイしたストーンRさんは途中からだんだんわかってきたようです。)。
終盤武器の手札が多くなって来た頃に、G さんと競合いブラフで大幅に武器を失ってしまったのは印象的でした。やはりボードゲーム経験の差が出ますね。
また、ルールの解釈に困った部分がありました。リーダーは1度しか狩りに出られないが、他のプレイヤーは複数回狩りに出られるという記述です。とりあえず、リーダーは仮をしたら中央の集落に戻して、再度狩りには出られないようにしました。

Forum Romanum/フォーラム ロマナム


ヴォルフガング・クラマーによるデザインの多人数アブストラクトゲーム。やや古いゲームで、play:game によれば、1988年のゲームです。これはすごいゲームでした!
プレイヤーは古代ローマの政治家となり、支持者の市民コマを動かして、支持者を集めます。盤面やルールブックのイラストは緻密で、木で出来たコインにも浮き彫りがあります。(テーマがしっかりしているという意味ではアブストラクトではありませんね)
ゲーム自体は、完全情報公開型で運の要素が無い論理的ゲームです。
コマの数が絶妙で、ある区画でコマの数を維持したい状況になるとそれを動かすことができず、ロックされている状態になります。全てのコマがロックされると、どれの優先順位を下げるか非常に悩みます。
また、ギルドで決算時に1位になっていると+7点、最下位だと-4点になります。このマイナスを最初軽く見ていたのですが、以外と大きいことに後から気づきました。また、点数も絶妙で順位の変動もあります
1手1手じっくり考えてプレイしたくなる、そしてのその1手1手が面白いゲームだと思います。
序盤そこそこ、中盤トップ、終盤に抜かれて3/4位。やはりトップに立つと叩かれてしまいます。
ゲームデザイナー、ヴォルフガング・クラマーの力を感じる1作でした。

ゲーム会はこれ以降も続いたのですが、僕は大晦日故ここで帰宅。残念。