お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

ギャンブルとボードゲームと攻略法

Life is beautiful の、「ギャンブルの心理学:攻略法と必勝法」「あるはずのない『カジノでの必勝法』が実はあったという話」を読みました。
どちらの記事もギャンブルとビジネスの話ですが、僕は胴元が必ず勝つようにできているギャンブルと、卓を囲んだプレイヤーの内誰かが必ず勝つボードゲームの違いを考えて面白かったです。

ミクロで見た場合には、勝率を高めるある特殊なギャンブル攻略方が存在したとしても、それを使うのがごく限られた一部の人たちだけであれば、店側が得る「総テラ銭」への影響は少ないので、店が容認するはずである。それが、一部の人だけが習得できる「攻略法」があるに違いないという幻想を生み、ギャンブラーたちを夢中にさせているのだ。

Life is beautiful: ギャンブルの心理学:攻略法と必勝法

うまくできたボードゲームだと、ゲームごとに攻略法・・・とまでは呼ばなくても、勝つためのいい方法があります。ある初めてプレイする時、プレイヤーはそれをさぐりながらプレイします。それをさぐる過程も楽しみの1つだし、ある程度定まった定石を間違えなくプレイする面白さもあると思います。
また、今回のブログを読んで、良いボードゲームというのはプレイ中「攻略法」があるのだと思わせるものなのかとも思いました。Table Games in the World の独シュピールボックス誌2005年第3号特集の訳、「ゲームマーケットin東京」に書かれた、「モリアガル」というゲーム感覚がうけるというのはちょっと一面的かなと感じました。

デュッセルドルフのヘニング・シュレア氏もそのことを請け合う。彼は極東のゲーム感覚を日本語の動詞「モリアガル」で表現する。その意味は、活発になり楽しくなるということだ。彼は2年間東京で過ごし、後にも滞在して、確かに戦略的な古典もたくさんプログラムに入っているが、特に多くのインタラクションからよい雰囲気ができるゲームの評判が高いという経験をした。

http://www.tgiw.info/news/gamemarket.html

ちなみに僕はパチンコはやらないのですが、友人のパチンコを後ろから見たことはあります。その時、沢山玉をつぎ込んで長時間やると大当たりが出るかもしれないという仕組みになっているのをみて、パチンコはやらないぞと思いました。沢山玉をつぎ込むと、結果は期待値に近くなり、店が儲かるはずですから。