お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

「トプカプ宮殿の至宝展」でオスマン帝国のチェスを見た!

東京都美術館門前のトプカプ宮殿の至宝

東京上野は東京都美術館で開催中の、「トプカプ宮殿の至宝展」に行ってきました。
この特別展はボードゲーム好きにとって見るべきものがあります。
オスマン帝国で使われたトランプとチェスの駒があるのです。(トランプはオスマン帝国ではなかったかも)
トランプは現在の日本で一般的なサイズよりも縦長で、金泥を使った、輝くゴージャスなものです。アラビア文字が書いてあるのも印象的です。
チェスはとにかくゴージャスです。駒の形は水晶でできています。そして、駒の頂点には、どちらのプレイヤーの駒かを見分けるために、一方にはエメラルド、もう一方にはルビーが嵌められています。その宝石は金で縁取られています。
また、偶像崇拝を禁じるイスラム教の国のものだけに、駒は人の形をしておらず、抽象的なデザインになっています。
とにかく、東急ハンズで売っているトランプやチェスとは比べ物にならないゴージャスさです。
また、チェスの解説の札や音声解説ではバックギャモンにも触れられています。そういえば、以前マイミクのTさんがくれたコメントに、トルコに行ったときには多くの人が国技のように老若男女バックギャモンをやっていて、飛行機にもあったとありました。
というわけで、トプカプ宮殿の至宝展はボードゲーマーにはおすすめです。9月24日(月)まで開催しています。