お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

東京オペラシティ

メルティング・ポイント ポスター

東京は新宿の1つとなりの駅、初台にあるオペラシティに行ってきました。
僕はオペラシティアートギャラリーはお気に入りで時々行きます。展覧会も性に合うし、夜そこそこ遅い時間までやっているのもいい点です。
同じオペラシティにある ICC も大変面白い場所で、新しい技術を使ったアートという点が気に入っています。

東京オペラシティアートギャラリー「メルティング・ポイント」

メルティング・ポイントは、空間を使った展示が多くある展覧会でした。
小さな正方形の穴をくぐって部屋に入るのはまるで茶室の様。高い天井まで真っ白い壁が伸びる廊下は銀閣寺の生け垣を通った時を思い出しました()。

ICC

もう何度も行っている ICC。このブログを検索すると、最後に行ったのは2月です。今回展示がほとんど入れ替わっていました。
「テーブルスケープ・プラス」(筧康明+苗村健+松下光範/http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Openspace2007/research_develop/tablescapeplus_j.html)は大変面白かったです。リンク先の写真の、移動できる小さなスクリーンを横に動かすと、そこに映っている人が移動先の方向を向きます。他の人のスクリーンとくっつけると会話を始め、ベンチにくっつけるとベンチに移動して座ります。鑑賞者が操作すると作品が動くのがインタラクティブですばらしいです。
「KAGE」(minim++/http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Openspace2007/art_technology/kage_j.html)は、影は動かないという常識を覆されたようでビックリでした。写真の円錐を触ると、それまで円錐の影だった物が、突然虫の形になって動き出したりします。
キッズ・プログラム2007 「サウンド×イメージ ― 音を見て、映像を聞こう」展も子供向けでありながら、大人も楽しめる物でした。「Sound Flakes(サウンド・フレイクス)」(師井聡子/http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Kidsprogram2007/Work/soundflakes_j.html)と、「およぐことば」(師井聡子+柴田良二+笹田晋司/http://www.ntticc.or.jp/Exhibition/2007/Kidsprogram2007/Work/floatingwords_j.html)には驚きました。水に浮いているように見える文字や絵を柄杓ですくう事ができるのです。どうやって実現しているのだろう!?
ICC は無料とは思えない、充実した内容でした。夏休みのせいか、子供連れが多かったのですが、ただだし、内容はいいし、いい場所でしょう。大学に入る前に見ていたら、技術を勉強するモチベーションがもっと高くなっていたかもしれません。