お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

国産ボードゲーム「シャドウハンターズ」で遊んで来た

higedice2006-11-27

実に面白いボードゲームで遊んできました。「シャドウハンターズ」というゲームです。この世界では珍しい国産ボードゲームです。プロデューサーに「岡本吉起」とありましたが、ゲーム会社のカプコンストIIをつくった岡本吉起さんでしょうか。
ゲームの舞台は魔物のいる森です。「シャドウ」と呼ばれるヴァンパイアや狼男などの魔物と、それを狩る「ハンター」、中立だが特殊な能力を持った「ニュートラル」に別れて戦います。シャドウとハンターは相手の勢力を全員倒せば勝ちなのですが、ゲーム開始時はどのプレイヤーのキャラクターも正体が分からず味方かもしれないので、うかつに攻撃できません。情報を得られるおババカードや他のプレイヤーの行動から推測して攻撃などの行動をしていきます。このルール的に攻撃はできるが、攻撃するかの選択肢はプレイヤーにあるという感覚がたまりません。
午後7時頃から始めて久しぶりに午前3時まで遊んでしまいました。その前には3時間半ほどかけて Runeboundルーンバウンドの Midnight/ミッドナイトをプレイしていたのですが、シャドウハンターズの面白さにはまりました。40分程度の短時間で1ゲームが終わる手軽さもいい感じです。
勝利条件を満たせは複数のプレイヤーが勝利する事になるので、自分が勝利する事も多く、その満足感もあるのではないかという人もいました。僕も賛成です。しかし、その過程の他プレイヤーの正体の推理が最高に面白いところです。
例えばプレイヤーAがプレイヤーBにおババカードを使った後に、AがBを攻撃できる状態になったとします。そこでAがBを攻撃すればそれぞれ敵対関係です。自分がAかBにおババカードを使えば正体がかなりの確率でわかります。それがプレイヤー5人(今回は5人でプレイしました)ならば複雑になってきます。
このゲーム、よく考えるとカードは必要でもボードは無くてもいい様に感じるのですが、駒の質感やライフカウンターのイラストが雰囲気を盛り上げます。
今一押しのボードゲームです。

追記(2006年11月28日)

プロデューサーの岡本吉起氏はやはり元カプコンの方のようです。手元の Asssocie 誌2006年11月7日号の、「決定版 手帳活用術」という記事に出ている同氏の紹介として、「ゲームリパブリック社長」とありました。それによると、カプコン入社前に2年間コナミにもいたのですね。