お髭処blog

ドイツのものを中心としたボードゲーム・カードゲームのプレイ記録・感想を中心としたブログです。最新のドイツゲームから、紀元前から伝わるゲーム、旧西ドイツ製のレアゲーム、日本伝統の博打まで幅広くプレイしています。

新宿西口にてあれこれ

用事があって出かけた後、新宿にて遊ぶ。
新宿西口のホビーショップ、イエローサブマリンへ。ここへ最後に来たのはもう1年以上前だろうか。初めてここに来たのは、真・女神転生TRPGのファンクラブ、トーハのイベントで知り合った人に、Magic the Gathering を始めたという事でつれて来てもらった時だった。たしか、小金井の方で活発に活動されているとの事だった。1995年の年末、Magic 暦的に言えば、Homelands (http://wizards.com/magic/expert/Homelands/Homelands.asp)が発売された後。通常中身が見えないパックに入っているカードを開封してバラ売りしているのには衝撃を受けたものだ。あの人はお元気だろうか。Google 先生に聞けば教えてくれるかな。当時高校生だった僕は店頭のディスプレイ用の箱ごとカードゲームを購入するなんて理解できなかったけれど、おかげさまでその後何度もやってみました。個人輸入もしました。
店舗はフロアが増えていて、ウォーハンマー専門の階ができていた。カードゲームの階は、Magic the Gathering はだいぶ縮小されていて時代の流れを感じさせた。値段も Revised Edition (http://wizards.com/magic/advanced/1_2_3e/Revised.asp)や、日本語版の第4版(http://wizards.com/magic/advanced/4e/Fourth_Edition.asp)の人気のレアカードが600〜800円くらいだったから落ち着いたものだ。
RPGボードゲームの階は変わっていない。何だか気持ちが落ち着く位なので、好きなのだろう。学生の頃はとても高いと思ったボードゲームもせいぜい8000〜12000円。趣味としては安いほうである。家での置き場所の問題はあるけれど。この世界で値段が高いものはビンテージ物と、翻訳物で日本では少ししか売れないものだ(後者は高いというよりも割高。数十ページの本が3000円以上したりする)。新作はそんなに高くはない。
音楽CDではジャケットを見て買ってしまう、「ジャケ買い」があるけれど、ボードゲームも箱を見て買いたくなってしまう。駒などは写真でも魅力的だ。僕はソフト屋だけど、触れるものは好きなのである。今日は「ローマ水道」(Aqua Romana, http://www.mobius-games.co.jp/Queen/AquaRomana.htm)というゲームをうっかり買いそうになってしまった。結局、鈴木銀一郎著「ゲーム的人生論 (Role&Roll Books)」を買って店を出る。ゲームの神様と呼ばれる人の本である。
ところで、氏は新しいボードゲームをシリーズで出しているようで、箱には、「21世紀のボードゲームは40分から1時間で終わらなければならない。ただし、時間が半分になるなら1手の密度は2倍になるべきだ。」と言ったような事が書いてあった。説得力のある言葉だ。ゲーム以外でも考えさせられる言葉だ。
店内には、他にもカプコン製の持ち運びがらくちんな「マグネットカタン」(ポータブル カタン は別物?)というものがあって驚いた。しかし、カタンの開拓者も10年前のゲームである。
その後は近くのゲームセンターへ。バーチャファイター5のロケテスト中だった。新キャラのプロレスラーの肌が、気持ち悪いくらいリアルだ。しかし、それはあまり気にせず奥へ。ハイパー・ストリートファイターII X (asin:B0000E5SEO, asin:B0000E5SEP)や餓狼伝説スペシャルasin:B00014B0KO, asin:B00014B0KY)など、これまた10年前のゲームやそのリメイクの対戦をして遊ぶ。昔ほど思った様にキャラクターを動かせないが面白い。金曜とはいえ平日の夜に、それらのゲームの相手がいるのが驚きだ。新宿は面白いところである。
新宿西口の路地には意外と青春を浪費したものが今もある事がわかった。多分次の10年後にはヨドバシカメラで、社会人になって数年間お金を浪費し続けた感傷に浸る事だろう。